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座談会 vol.1

氷帝①

皆さんの呼び名を教えてください。

: 「颯希」です。

: 僕は「さっくん」って呼んでるけどなあ。僕自身は「イクミン」なんですけど、ここにいるメンバーには「郁巳」と呼ばれています。

: 「俊くん」ですね。

: 僕はみんなから「碧斗」と呼ばれます。

周りの皆さんから見て、キャストと演じるキャラクターとの共通点はどんなところにあると思いますか？　まずは北乃くんから。

: オーディションが始まる前のアップの段階から、一目で「岳人だ！」とわかりました。顔が似ているのかなあ……。

: 一言多いところとか？(笑)

: ちょっと……あとで覚えてろよ！(笑)

: よくしゃべるところが似ているよね。氷帝はみんなおしゃべりだけど、そのなかでも一際目立ってる。

: あと、めっちゃ気が効くよね。稽古着のパンツの紐が抜けたときに一生懸命に紐を探してくれたり、携帯がなくなったりしたら探してくれたり、良いやつだなぁと思いました。

: 便利屋みたいやなぁ。

: (笑)。

: アクロバットが得意だからみんなに教えてくれるし、面倒見も良いよね。

: 切り替えも早い。よくしゃべるのに大人がしゃべりだしたら「はい、みんな聞いてー」と促してくれるよね。

井阪くんはどうですか？

: 性格は忍足と全然似てないよね！　忍足はいつも冷静だけど、郁巳は第一印象からほんわかしてるなと思ってた(笑)。あとしゃべりやすかったし。

: 自分でも正反対だなと思う。似ているのは、関西弁くらいだよね。

: 実は優しいというところも似てるんじゃない？　あと、常にしゃべっているよね。

: でも、おかげですごく助けられている。いつもほんわかしているから、稽古場の雰囲気がちょっと停滞したときでも、郁巳の一言で場が和むことがよくある。

: ああー。

: 「今それ言う？」みたいなほんわかしたボケをかますから、それでみんなの気持ちが明るくなるよね。

: ムードメーカーというか、ムード崩しが上手い(笑)。

: (笑)。

小早川くんはどうでしょう？

: 初対面のときは髪の毛が長かったから、大人っぽくて職人みたいな雰囲気があった。ろくろとか回してて、めっちゃきれいな壺とか作りそうな……。

: (笑)。

: でも、しゃべってみたら優しい人だった！　SNSのつぶやきに「いいね」を押してくれて……。

: いや、めっちゃ面白かったんだよ。「カルピスソーダって炭酸が抜けてもカルピスとして美味しくいただけるから素晴らしいですよね！」って、「何言ってんねんこいつ!?」と思って(笑)。

: (笑)。

: あと努力家だよね。ダンスを一緒に練習しようと言ってくれたり、わからないところは動画で送って欲しいと言ってきたり、熱心なんです。

: 努力家なのは宍戸さんと似ているけど、それを表に出さないよね。あと、俊くんは宍戸さんみたいに相手を威嚇したりはしない。

: 周りから冷静に見てツッコむ感じ。意外とボケるしね。

: ボケツッコミって感じでしょう？

: そうそう(笑)。

: あと、本稽古が始まる前に他の舞台に出ていたメンバーが何人かいたんだけど、その千秋楽に必ず「おつかれ！」とメッセージをくれたよね。

: そういう区切りの日って大事だと思うんだよね。

渡辺くんはどうでしょうか？

: 身長と、あと声も長太郎っぽい！　前倒し稽古のとき、2ndシーズンの台本をもらってみんなで読み合せをしたんだけど、そのとき「あ、長太郎だ」と思った。
テニス経験者なので、「一球入魂」のサーブが上手くてびっくりした。

: フォームが美しいよね。スイングの早さも桁違いだし。

: テニス対決をしたときも最後まで残ったし、強かったよね。僕はホームランばっかり打っていた。

: 元野球部だからね(笑)。

: 碧斗とは家が近所で、近くの公園でよくテニス練習しているよね。夜どんなに遅くても、呼んだら来る。めっちゃ疲れていた日に、「碧斗がやるならやろう」と思って「どうする？」って訊いたら、「まかせます」と言われて(笑)。

: おおー、キャラ意識してるんだ！　宍戸先輩の言うことなら聞くと(笑)。この2人は、プライベートでも宍戸と鳳っぽさがあるよね。ただ、碧斗は後輩キャラかと思いきや、最近みんなのこといじってくるよね。特に僕のことを(笑)。

: 優しいから、いじりやすいんです。ちょっと怒られるかもしれないというヒヤヒヤ感もあるのが、楽しくて(笑)。

稽古場でのエピソードや、青学キャストの印象を教えてください。

: 僕らはやっぱり、ダブルスの対戦相手にお世話になっています。

: （大石秀一郎役）隼くんはテニスフォーム、（菊丸英二役）礼生くんはアクロバットを教えてくれるし、（桃城武役）しゅーてぃもいろいろ気にかけてくれる。ただ、物語上は最初、僕たちが圧倒するので「もっと来てくれていいよ」と勝負心をかきたててくれもするよね。

: おかげで僕らも「やろう！」と、気合が入るよね。やっぱり最初の試合だし、ここから流れを作っていかないと。

: 青学はみんなキャラができあがっているよね。

: 僕らは乾・海堂と対戦するけど、話し合いをするというよりは、稽古中にネット越しに相手を見ているときに、伝わってくる闘志があって。

: わかる。「負けたくない」という気合いを感じるよね。

: やっぱり一番の課題はテニスフォームだと思う。チームごとの力の差を一番感じるから、そこはもっともっと追求していきたいね。

氷帝チームはいまどんな雰囲気ですか？

: 最初はよく「うるさい」と言われたけど、最近はみんな切り替えができるようになってきたよね。

: この氷帝はとにかく明るい。

: めちゃくちゃ雰囲気がいいよね。9人中5人が関西人で「四天宝寺かな？」と思うくらい(笑)。

: ダンスは颯希、歌はやまさん（八巻）に助けてもらっているよね。やまさんは自分の出番じゃなくてもつきっきりでボイストレーニングしてくれて、すごく助かってます。たぶん氷帝の曲は全部歌えるんじゃないかな。

: 僕ら3人でダブルスしているようなものですよね。嫌な顔ひとつせずに付き合ってくれる。

: ただ、みんなワイワイしているんだけど、根っこのところで「いや、俺ら氷帝だし」とプライドを持っているんだよね。中途半端なものは見せられない、次の稽古までにはちゃんとできるようになっていようと、密かに思いながら稽古に臨んでいる。

: ただ「がんばっている」ところは表に出さないんだよね。それはダサいと思っているから。

: 「テスト勉強してないわ〜」と言いつつ、徹夜して勉強してる感じ(笑)。やっぱり「青学に勝ちたい」という思いがすごいからね。

: それは絶対にあるね！

: （うなずく）

公演ではどんなところに注目してもらいたいですか？

: 氷帝として君臨しているところを見て欲しいよね。これまでで一番良い氷帝だったと、僕自身もだしチームも言われたい。注目していただきたいのは、無邪気に動く、岳人のアクロバットです。熱気や気迫では負けたくないです！

: めちゃくちゃ動いているもんね。Tシャツが透けるくらいに汗をかいている。僕は普段のこの感じを一切出さないで忍足になりきるので、そのギャップを感じていただきたいです。僕は地声が高いので、低い声を出すように普段から気をつけています。

: 以前は忍足のなかに郁巳が出ていたけど、今は郁巳のなかに忍足をちょいちょい挟んでくるよね。（郁巳のボケに）最初はツッコんでたけど最近面倒くさくなって無視してたら、悲しそうな顔するんです。それを見るのがおもしろくて(笑)。

: 俺らダブルスはかっこよくいきたいですね。宍戸さんに付き従いつつ、かっこいい長太郎でいたい。

: 宍戸はこの公演のなかで、キャラクターとしての印象がどんどん変わっていくと思います。最初は威勢がよかったけど、試合に負けて、長太郎と一緒にチームのために堅実な試合をしようとする。そういう「誰かのためにがんばれる」宍戸のかっこよさを見ていただきたいです。

: もう、そのコメントがかっこいいよ……！

: (笑)。

最後に、公演を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。

: やるからには一番になりたいですし、テニミュ史上で一番よかったと思っていただける岳人にしたいです。お客様が帰るころには、「やっぱり氷帝すごいな」と笑顔で言っていただけるよう、がんばります！

: 3rdシーズンの氷帝9人は、本当にみんなポテンシャルが高いと思うし、チーム一丸となって青学と対峙しています。新しい要素もいっぱい入った公演なので、かっこいい氷帝をぜひ観に来てください！

: 僕らの試合相手はすごく強いけれど、本当の意味で勝てるよう、宍戸さんと力を合わせて試合に臨みたいです。

: 相方の長太郎と一緒に青学と全力でぶつかって、チームとしての氷帝の存在感を感じてもらえるようにしたいです。劇場でお待ちしています！

クローズ・アップ

終了コメント

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