クローズ・アップ

座談会 vol.3

青学(せいがく)チーム③

皆さんの呼び名を教えてください。

田中
僕はそのまま「りょうせい」と……。
佐奈
いや「りゅうせい」でしょう?
田中
もう! みんなが間違えてそう呼ぶから、「誰が"りゅうせい"や!」とツッコむのが鉄板ネタみたいになってきたよ(笑)。
眞嶋
僕の呼び名は「シューティ」で統一されているんですが、不動峰の(内村役)高根くんやコバタツさん(森役の小林辰也)は、たまに「ましゅう」と呼んできますね。青学7代目の桃城役・石渡真修さんと名前が似ているみたいで。
佐奈
僕は「佐奈」とか「佐奈っち」「佐奈ちゃん」と呼ばれます。
篠原
僕は「りゅうくん」が一番多いですね。ただ、不動峰の(神尾役の伊崎)龍次郎さんも「りゅう」と呼ばれるから、一瞬ふっとそちらを見てしまうことがあります(笑)。
佐奈
僕は龍次郎さんのことはもう「神尾」って呼んでる。僕自身も最近「海堂」と呼ばれることが多くなってきました。

役に決まったときは、どう思いましたか?

篠原
受かったときは嬉しくて「よっしゃあー!」と家のなかで飛び跳ねまくっていました(笑)。
佐奈
かわいいねえ(笑)。
田中
僕は初舞台の千秋楽のあと、事務所の社長がお祝いで食事に連れて行ってくれたんですが、その場で「いろいろおめでとう」と言われて「……いろいろ?」と、ずっと気になっていて。ようやく「受かったよ」と教えてもらったときは、「人間って嬉しいときは言葉が出ないんだな」と思いましたね。
家に帰ってから「受かったんだ!」と、あらためて喜びをかみしめました。
眞嶋
僕は電話で知らせを受けたんですが、たまたま一人で部屋を真っ暗にして映画を見ていたときで……。なんだろう、やっぱり人間って嬉しいときは声が出ないんだな、って(笑)。
田中
でしょう?(笑)
眞嶋
そのあと無意識に気持ちが盛り上がってきて、気づいたら号泣しながら母に電話していました。長いオーディションを経て、桃城 武のことがどんどん好きになって「これは絶対につかみ取らないといけないな」という使命感があったので、本当に嬉しかったです。
佐奈
僕は、たまたま友達の家にいたときに電話がきて、廊下に出て「受かった」と知らせを受けたんですが、今までの日々が走馬灯のように浮かんできて「ああ、これから海堂としてやっていくんだ」と思うと、うわーっと泣けてきてしまって。バレないように必死に涙をぬぐっていたんですが、全然止まらないので、何も言わずに部屋を出て、家に帰りました。
田中
えっ? 無言で帰ったの?
佐奈
うん(笑)。「お前、どこ行ったの?」ってメールが来たんですが、「ちょっと黄昏れてくるわ」とだけ返しました(笑)。

初めてキャラクターになったときはどう思いましたか?

田中
髪がすごかったですね。髪型をつくってもらっているうちに「どんどん乾になっていく!」という感じで。もう、嬉しくて笑っちゃいました(笑)。
佐奈
分かる! もう、ひたすらニヤニヤしちゃった。ジャージも着れるしね。こんなふうに笑うなんて海堂らしくないよな、と思いつつも、嬉しくて止まらなかった。
眞嶋
まだ中身が追いついていないのに、外見だけキャラに似ていくのが不思議だったな。髪をワックスで固めているせいで高さが出るから、後ろにいる人に「あ、すみません」と気を遣わないといけなくなったりして(笑)。
田中
僕は上だけじゃなくて横にも広がってるから、大変だよ(笑)。
佐奈
実はけっこう刺さってたよ(笑)。
田中
あ、ごめん(笑)。毛先まで神経がいかないんだよね。まだ距離感もつかめていなくて、下手したら壁とか突き抜けちゃうかも!
佐奈
いや、それはないよ、りゅうせい(笑)。
田中
誰が「りゅうせい」や!
眞嶋佐奈篠原
(笑)。
篠原
初めてキャラクターになって、緊張と喜びの両方があったよね。
田中
やっぱり、みんな気合いが入ったよね。

それぞれの第一印象はどんな感じでしたか? まずは、田中くんから。

篠原
背が高いお兄さん!
佐奈
真面目そうだな〜と思いました。実際に真面目だったんだけど(笑)。
眞嶋
涼星さんは「尻上がり」なんですよね。テンションが徐々に上がっていくタイプ。
佐奈
(野球の)バットのTシャツ着てきたときはビックリしたよね(笑)。個性的なTシャツだったから、イジられたいんだろうな〜と思って。
田中
普通におしゃれだと思って着たんだけどな……。どこに行ってもイジられるんだよなぁ。面白く返そうとするんだけど、みんなに失笑されて……。
篠原
それも乾みたいに計算しているんじゃないんですか?
田中
いや、僕は全然データ派じゃない。田中涼星は本能です(笑)。
眞嶋
でも、合宿のときは「疲れた」なんて一度も言わないし、何事もきちんとこなしているという印象でした。
佐奈
同じ部屋だったんだけど、トレーナーさんに「やったほうがいいよ」と言われたことを、たくさんあったのにちゃんと守っていたよね。
田中
ちゃんとやっておかないと、次の日はもっとキツいだろうなと思って。交代浴とか、佐奈と2人で延々とやっていたもんね。熱いお湯と冷たいお湯に、交互に入るといいと言われて。
佐奈
そのあと部屋に帰ってストレッチしていたら、逆に寝られなくなったりして(笑)。

眞嶋くんの第一印象は?

篠原
安定のトップバッターで、まさに桃城先輩という感じ。
佐奈
ピュアボーイのイメージ。「おはようございますっ! 眞嶋秀斗ですっ!!」と元気よくハキハキ挨拶する感じ。
眞嶋
それはどう接していいか分からないから、最初はしっかりしようと思っただけなんです。いつでもどこでもそうなっちゃうんですよね。
田中
見ていてかっこいいと思う。汗がキラキラしているよ。合宿のときも、10分間みんなで飛び続ける縄跳びで、海堂(佐奈)と一緒に最後まで残っていたよね。
篠原
みんなでがんばろうということだったんですけど、どうしても疲れが出て1人ずつ引っかかっていってしまって……。
眞嶋
だから、視線の先にちょっとだけ海堂(佐奈)を入れて、「海堂もがんばってるから、絶対に桃城だったら負けないだろう」と思ってやっていました。
佐奈
お互いそういう切磋琢磨があったよね。
田中
あれは、本当にすごかったよ!
佐奈
あと、笑いのツボが浅いよね。急に爆笑しだしたりする。
田中
俺のつまらないギャグでも、みんな笑ってないのにシューティだけ笑ってくれる(笑)。「どうしたの?」って、ちょっと心配になるくらい。

佐奈くんはどうでしょうか?

眞嶋
明るいし、接しやすい。
篠原
ムードメーカーですよね。
田中
最初から飛ばしてた。まだみんな何を話していいか分からなくてフワフワしてるときに、最初に爆発したのが佐奈ちゃん(笑)。
佐奈
みんながフワフワしているのを見ると「一発かましてみんなの緊張をほぐしちゃおうかな」って思ってしまうんです(笑)。好きでやっているけど、実はけっこう小心者なんですよ。家に帰ってから「うるさすぎたかな〜」とか反省し出すと止まらない(笑)。
田中
でも、おかげでみんなが打ち解けられたよね。
眞嶋
あとは、さっきも話したけど合宿は正直「佐奈には負けていられない」というところで、火がついたよ。桃城と海堂というよりは「眞嶋vs佐奈」という感じで。運動量もすごいし、ランニングするときも一番前に行って、声を出して盛り上げて、すごくがんばっていたからね。
田中
1人だけランニングを1周多く回っていたりしたよね。1人50球のすごくつらいボレーの練習も、みんなヘトヘトになって終わっているのに、佐奈だけもう1セットやっていて「こいつ、すごいな」って。あれ、なんでなの?
佐奈
いや、僕もなんでやっているのか分からなかったよ(笑)。ボレーのあと、クールダウンのランニングでもがんばって走っていたら、コーチに「あれ佐奈、余裕じゃん?」と言われて。ついうっかり「僕、全然疲れてませんよ」と強がってしまったら、「ボレーもう1回やるぞ」と。
田中
すごく海堂だったよね。どんなメニューでも普通の人の倍やる。
篠原
佐奈さんの海堂っぷりを見た後は、僕も「ボレーのとき絶対に足を止めないで走り続けてやる」と心の中で決めてやっていました。
佐奈
よかった、がんばって(笑)。
眞嶋
チームのなかでは、癒しでもあるよね。
田中
いろんな面を持ってるね。昼間はテンション上げ上げだけど、夜はすごくおっとりした感じで、2人で一緒にバナナ買って「冷やしとこうか〜」と冷蔵庫に入れてくれたり、「飲み物飲む〜?」と聞いてくれたり。優しい一面もあるんです。

篠原くんは?

佐奈
そりゃもう決まってるよね? 「せーの」で言ってみよう、せーの!
佐奈田中眞嶋
かわいい。
篠原
えー、「かっこいい」って言われたいな!
佐奈
それはしょうがないよ、かわいいんだもん(笑)。
田中
でも、これからどんどん、かっこよくなっていくんだよね。
篠原
ありがとうございます!
眞嶋
あと、すごく真面目だよね。スケジュールもきちんと把握しているし、稽古で自分の番が終わったあとも、他の人の練習をじっと見ていたりする。
佐奈
稽古場に着いたら、絶対に先に立くんがいるよね。本当にしっかり者だよ。合宿のときも、すごく声を出していたし。
篠原
それは佐奈さんの影響ですよ!
佐奈
ここでも褒めてくれるか(笑)。がんばってるんだけど、泣いちゃってたときもあったよね。あれは、なんで?
篠原
それは悔しいからに決まっています!
眞嶋
最終日にみんなで円になって「スリー・クッション」という過酷なトレーニングをやったんですけど、俺もあれは泣いたよ。本当に「無理じゃないか」と思うくらい、きつかった。
篠原
でも、みんなで手をつないでいるから、助け合えたし、僕もがんばれました。そのあとも稽古場で「あの合宿を乗り越えられたんだから、まだまだがんばれる」と、本当に毎回思います。
佐奈
そういえば、トリオは3人とも普段の性格からキャラに似ているよね。
篠原
そうですね。(堀尾役の)星哉くんがまず元気に話しかけてきてくれて、(水野役の)新くんは冷静に指摘したりしてくれる。
眞嶋
それで勝郎は、ニコニコしながら、気づいたらひょこっとそこにいる感じ。
佐奈
すでに完成している感じがあるよね。トリオはほんと、かわいいもん……あ、かっこいいよ?
篠原
ありがとうございます!
佐奈
でも、やっぱりかわいいんだよなあ(笑)。

これから青学をどんなチームにしていきたいですか?

佐奈
合宿を終えてから、(手塚役の)財木くんが引っ張ってくれるようになって、今みんなそれについていっているよね。これから個々の意識をもっと高めて、チーム全体を盛り上げていきたいです。オーディションに受かったときの初心を忘れないように。
眞嶋
今の青学はメリハリがちゃんとあるよね。稽古に入ったら集中するし、みんなでご飯を食べに行ったらうるさいくらいに盛り上がる(笑)。
田中
かなりいい雰囲気だよね。これがグダグダにならないよう、続けていきたいよね。
篠原
公演数が多いから、良い緊張感は保っていかないといけないですよね。今はみんなのなかで「良いものを創ろう」という共通認識が、ちゃんと持てていると思う。
眞嶋
目指している場所は同じだよね。いつまでもキラキラしていこうぜ、みたいな。それぞれ個々も輝くし、みんなで1つの「青学」としてもキラキラしたいね。
田中
みんな何でも言える仲にはなっているから、あとはもう全員で上に行くしかないでしょう!

では、最後に公演を楽しみにしているお客様に一言お願いします。

篠原
僕はトリオのなかでも「超元気」を目指しています。歌も演技もダンスも、超気合い入れて楽しくやっているので、それを見てお客様にも元気になってもらえたら嬉しいです。3rdシーズンをよろしくお願いします!
佐奈
不動峰戦は、神尾とのシングルスの試合があるので、海堂らしい泥臭さ、粘り強さに注目していただきたいです。僕も「コンサート Dream Live 2014」を観に行ったのですが、「ああ、2ndシーズン終わって欲しくないな」と思ってしまったんです。3rdシーズンも、そのくらい魅力あるものになるよう目指していくので、応援していただけたら嬉しいです。
眞嶋
まずは桃城 武として、青学の特攻隊長らしい熱を注いでいけるよう、舞台上でも人一倍動きたいと思っています。そのうえで、キャラクター同士の関係性を大事にして、たとえば越前には心から「桃先輩」と呼んでもらえるよう、良きアニキになりたいです。僕は中学のときテニス部だったので、試合の臨場感も追求するつもりです。不動峰戦、お楽しみに!
田中
乾は今回、不動峰とは試合がないのですが、みんなの練習メニューを考えてレベルアップさせるという大事な役目があるので、自分もすぐにレギュラーに返り咲くぞという思いも持ちつつ、サポート役に徹したいです。テニミュは本当に大勢の皆さんに愛されている舞台なので、3rdシーズンも世の中にテニミュのことを知って、愛してくだる方がもっと増えていくよう、思いを届けていきたいです。ぜひ楽しみにしていてください!