ミュージカル・テニスの王子様公式サイト/Musical The Prince of Tennis Official Web Site - Since 2003-2009:DREAM LIVE 6th



ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 6th公演レビュー前編☆

「それじゃあ、ドリームライブ後半戦、行ってみようか!」という南次郎の言葉を合図に、四天宝寺のお笑いダブルス・小春&ユウジが、ディスコ風にバージョンアップされたド派手な衣裳で登場。

「さあ、後半戦行くわよー!ユウくーん!」「小春ー!」

公演同様、『一心同体Ⅱ』を披露…と思いきや、突如現れたカラフルな衣裳に身をつつんだ四天宝寺メンバーが、ジュリアナお立ち台的に参加し、ダンスタイムに突入!

歌い終えると、「やっぱりうちらが最高のダブルスやで!」とご満悦の2人。
ドリライでも相変わらずの仲睦まじい様子をみせつけます。

「ちょっと待った、モーホー軍団!」
そこに乱入してきたのは、青学の桃城&海堂。
いきなりマスクをつけての登場です。

モーホー軍団に負けじと、『不器用っスから』をノリノリで歌い踊る2人…
すると突然、客席にマスクを被った集団が乱入!

たくさんのキャストたちが2人1組となり様々なマスクをつけて、お互いを真似し合い、ものまねパフォーマンスで大暴れ。

プレイスタイルや癖など、それぞれのペアがお互いの特徴を捉えたダンスで、完璧な入れ替わりを見せます。


ラストでマスクを脱ぎ捨て、かっこよく決める2人の姿は息ピッタリ!

「やばいよ大石!オレたちのいない間にすっげー盛り上がってるじゃん!」
会場の盛り上がりにすっかり圧倒された大石&菊丸。

自分達も負けじと、青学ゴールデンペアの得意技『シンクロ』をしようとするも、自分達も活躍したいと登場する他のダブルスペアが現れ、なかなか見せ場の決まらない2人…。

「わかったわかった。」
普段はライバル同士でも、今回は一緒に盛り上がります!

「じゃあ、ダブルスタイム!」「行っくよ~っ!」

各校のダブルスペアがお届けするナンバーは、『菊丸VS不二(ライバルな二人)~グッド・コンビネーション』。

青学から大石&菊丸、不二&河村、乾&海堂、カチロー&カツオ、四天宝寺の小春&ユウジ、忍足謙也&財前、氷帝の向日&日吉、宍戸&鳳が、息ぴったりの絶妙なコンビネーションで会場を盛り上げます。

「コシマエー!勝負やー!!!」
突如会場に響き渡ったのは、四天宝寺・金太郎の叫び声。


ポップアップで登場したリョーマと金太郎が、ドリライ6thで再び戦いを繰り広げるナンバー『コイツを倒したい!』。


公演で見せたパワフルさを更に上回り、ワイヤーアクションで会場上空を飛び回る大迫力の演出に、会場は興奮の嵐!


そして、大活躍する超一年生(スーパールーキー)の姿を見守る両校のチームメイトたち。
ステージ裏方のような機敏な動きを見せつつ、それぞれ上手(かみて)・下手(しもて)で応援します。

続いてスクリーンに映し出されたのは、獅子楽中のユニフォームを着た千歳と橘の九州・名所めぐりの映像。
旧友でありライバル同士であるこの2人が、今度はDL6thのステージ上で再会を果たします。

再び対峙のときを迎える2人のやりとりに注目です。


そして橘のナンバー『けじめⅢ』は、ドリライ6thで九州二翼の歌として生まれ変わり、千歳も歌声を重ね合わせます。

お互い背中を合わせ、信頼とライバル心が共存する熱い友情のナンバーを届けます。

続いては、青学・河村のナンバー『死ぬ気でバーニング!』。
何の前フリもなしで「さあ、死んで来い河村!」という亜久津の言葉に動揺する河村。

そして、今回この大きなステージで吹き飛ばされることに緊張している様子です。
「ちゃんと受け止めてね、亜久津。」
不安を感じつつも、亜久津に背中を預けます。

「どんなに吹き飛ばされても、何度でも受け止めてやるよ。」
公演のときと同様、頼もしい台詞で河村を迎え入れる亜久津は、心なしかいつもの様子とは少し違って、河村への信頼を感じさせます。

「まったく、どいつもこいつも何してきよるか分からへんなあ…。」
続いて、サブステージに登場したのは、氷帝・忍足侑士。
全国大会で見せた天才的なプレイで会場を魅了します。

そこに登場したのは忍足の宿敵・桃城。
2人の対決のナンバー『ポーカーフェイス・ファイター/アクティブ・ボルケイノ』が準々決勝戦以来、再びステージに蘇ります。

関東大会・全国大会と2度に渡り苦戦を強いられた青学一の曲者を目の前に、冷静さの中に情熱を秘めた態度で応じる忍足。
桃城の呼びかけに心を閉ざす場面も!?

桃城とのやりとりを終え、忍足が立ち去ろうとしたその時、どこからともなく歌声が。
そして再びステージに颯爽と登場したのは、氷帝メンバーたち。
アカペラの響きが一転し、激しく印象的なギターのイントロへ。チーム一同『REMEMBER HYOTEI』を力強く歌います。

「待ってろよ、青学!」と、ライバル心をむき出しにする跡部。
勝利への執念と努力の姿を、まざまざと見せつけます。

そんな氷帝の熱を冷ますかのごとく、雨音が舞い込み、同時にステージ上に現れたのは青学の天才・不二。
跡部と共に、『ヘビーレインⅡ』を華麗に舞いながら歌い上げます。

ドリライ6thバージョンの新たな歌詞も加わり、磨きをかけたパフォーマンスで客席を魅了します。

静かになった会場に現れたのはゲストメンバーたち。
続いてのナンバーは『チャレンジ(すべては勝利のために)』。

一同の奏でるコーラスの響きと、真田のソロが重厚な雰囲気を醸し出します。


共に競い、戦いを経て成長を遂げたライバル達の姿が、歌声とダンスによって表わされます。
勝利に向かって挑戦し続ける彼らのストイックな姿はまさに真剣そのもの。

ライブも佳境に差し掛かります。

そして、いよいよ青学4代目卒業の時。

今回のライブがラストとなる青学4代目のバラード曲、『俺たちの合い言葉』。
レギュラー陣が青いブレザー姿で登場し、思い出をかみしめるように歌います。

歌を終え、一言ずつ挨拶をする彼らの表情は晴れ晴れしく、そしてどこか寂しさを感じさせます。

1年半の間、先代からテニミュの歴史を受け継ぎ、紡いできた彼ら。そして今度は自分達がタスキを受け渡す番。
今を繋げ、未来へ生きる彼らが歌うバトンタッチのナンバーは、『NOW &FOREVER』。

間奏で、青学レギュラージャージを身にまとった5代目が登場し、硬い握手を交わし、入れ替わり退場していく4代目。
5代目の歌う姿を見守りながら、ステージを後にする4代目。

残された5代目は、栄光への希望を抱き、明るい表情で歌い上げます。

「俺達、」「青学5代目です!」
タスキを受け取った青学5代目メンバーからの改めてご挨拶。

初めてのドリライへの期待、そして4代目から受け継いだ思いを胸に、これからシングルキャストとして役を演じていくという新たな門出を迎えた5代目が歌うナンバーは『One More Step~The Top』。

未来への希望を胸に抱き、高らかに歌い上げます!

歌い終えると、立海・真田がステージに現れます。
「決勝で待っているぞ、青学!」

宣戦布告を受けた青学5代目。
これから決勝戦に向かって走り出す彼らが続いて歌うのは、『This is my best!』。
ライバルたちも登場し、エールを送ります。

決勝戦への期待が高まるナンバーとなりました。

ドリライ6th最後のナンバーは、5月の爽やかな春風に相応しい1曲、『リフレッシュ 新たな自分へ』。
ジャージから制服に着替え、一時休戦。

ステージでは、チームの枠を超えた他校同士のやりとりが展開されます。
このときだけは、試合を忘れ“ノーサイドの精神”で交流するキャストたち。
その姿は、まさに「リフレッシュ」そのもの。

今までの激しい戦いから羽を休め、緊張から解き放たれた選手達のしばしの休息のひととき。


ドリライ6thのフィナーレは全員の清々しい笑顔と軽やかなダンスで締め括りを迎えます。

皆様からの温かいアンコールの声にお応えし、スクリーンに映し出されたのはおなじみのアンコール曲「On My Way」の歌詞と、会場中に散りばめられた無数のぺンライトの光とお客様の笑顔。


合唱の声が響き渡り、再びステージに躍り出るキャスト陣!


その手には「きらきらミトン」を身に付け、高らかに歌い踊ります!


2曲目のアンコールナンバーは「F・G・K・S」。今度はラケットを片手に、再びスポットライトに照らされるキャスト達。


恒例のコール&レスポンスも、ドリライならではの盛り上がりをみせます。

「Fight on!」「Get on!」…

クライマックスを迎えた会場のテンションは最高潮!
キャスト達もそれに応え、最高の笑顔でラストを迎えます。


最後、ステージに残った青学4代目が再び客席に大きく手を振ります。

「ありがとうございました!」

心からの感謝の言葉を残し、ステージを後にします。
こうして4代目の卒業公演は、晴れやかな笑顔で幕を閉じました。


こうして、今年で開催6回目を迎えた夢のライブ、「Dream Live 6th」が終了しました。
ご来場いただいた皆様、今回残念ながらご覧いただけなかったテニミュファンの皆様。
多くの応援のおかげで、無事フィナーレを迎えることができました。

応援をして下さった全ての方々に感謝致します。本当に有難う御座いました!!
これからも、ミュージカル『テニスの王子様』をどうぞよろしくお願い致します。







ミュージカルテニスの王子様

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