――前回公演は、氷帝メンバーにとって初めてのDream
Liveでしたが、いかがでしたか? |
伊達 |
青学(せいがく)が卒業ということもあって、涙をこらえる場面が結構ありましたけど、どうにか泣かずに、 |
鎌苅 |
あ、すみません。すごい泣いてましたよね。 |
伊達 |
え? |
斎藤 |
記録にも残ってますから。 |
鎌苅 |
でも、楽しかったよね。 |
伊達 |
うん、楽しかった。 |
鎌苅 |
それぞれに見せ場があったしね。 |
斎藤 |
あっという間だったなぁ。 |
青柳 |
もっと踊りたかった…。 |
鎌苅 |
そうだよなぁ。 |
斎藤 |
でも結構踊ったよね。Takuyaとのダンス対決とか。 |
青柳 |
もっと踊って、みんなとも対決したかった。 |
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――楽屋で、青柳くんのお誕生日会を… |
青柳 |
あ、あれか! |
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鎌苅 |
工から、塁斗の誕生日に何かしてやりたいと相談を受けまして…。 |
斎藤 |
俺から説明させて!お客さんからのバースデーカードが塁斗の机に置いてあったんだけど、それを塁斗がサッと隠したんだよね。青学(せいがく)卒業の千秋楽の日ってこともあって、自分の誕生日よりそっちを優先したんだと思うんだけど。俺、それを見てキュンって感じになってね(笑)。塁斗にとって、今日という日を忘れられない日にしてやろう!と。誰がなんて言おうと、今日は塁斗の誕生日だ!と。みんなに相談したら、みんなも「よし、塁斗のためならやろう」と言ってくれて。この時塁斗が、どれだけみんなから愛されてる“エンジェル塁斗”なのかが分かりましたね。これが鷲見亮だったら成立してない。 |
一同 |
(笑) |
鎌苅 |
でも塁斗って大人だからサプライズに引っかかるか、不安があったよね。 |
斎藤 |
反応が予想しづらかったね。 |
鎌苅 |
まず、俺とTakuyaと工でケンカを始めて、そこに「何やってんの?」と足立が入ってくる。 |
斎藤 |
俺たち三人だけだとバレちゃうから、そこに足立を参加させることでリアリティーを追求したんだよね。だから助演男優賞は彼だね。 |
鎌苅 |
そうだね。でも工も芝居に入る前からイライラしてるふりしてたよね。 |
青柳 |
イライラしてた(笑)。 |
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――青柳くんはどうでしたか? |
青柳 |
いきなり工さんとTakuyaがケンカを始めて、びっくりしましたね。なぜか僕もそれに巻き込まれて。みんな、なんか言ってることがあやふやなんだけど。 |
一同 |
(笑) |
鎌苅 |
俺も途中から、なぜか塁斗に「お前もわかるやろ!」って(笑)。 |
斎藤 |
塁斗を叱る役だから一番大変だったよな。 |
青柳 |
ケンケンが一番怖かった。 |
斎藤 |
そうだよなぁ。 |
伊達 |
俺、全然知らなくて、「お前ら、空気読めよ…」って思ってた(笑)。 |
鎌苅 |
で、最後「自分の考えないのか?お前、いくつになったんだよ!」 |
斎藤 |
で、電気パチン! |
青柳 |
ケーキ投入!号泣!みたいな(笑) |
鎌苅 |
で、俺と工も号泣!みたいな(笑) |
斎藤 |
「うわぁぁぁぁ!」って(笑)。 |
鎌苅 |
で、こうやって俺たちががんばっていいものを作ったのに、最後もっていくのが彼(伊達)ですよ。 |
伊達 |
みんなが盛り上がってる姿を引きで見てたら、なんかグッときちゃって…。 |
鎌苅 |
で、一言。なんだっけ? |
伊達 |
「美しすぎるんだよ!」 |
一同 |
(笑) |
青柳 |
すごく良い思い出になりました。ホントに。 |
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――二代目青学(せいがく)メンバーが卒業しましたが、どうでしたか? |
斎藤 |
二代目青学(せいがく)とは良い関係でしたね、最初から。 |
鎌苅 |
いい距離感だったね。 |
斎藤 |
だから卒業は、すごい寂しかったですね。 |
伊達 |
一番最初に会った時のこととか、すごい覚えてます。 |
斎藤 |
覚えてるなぁ。 |
鎌苅 |
やっぱり最初、圧倒されましたからね、彼らに。 |
伊達 |
ズッキーとかが一緒にごはん食べようって言ってくれて。 |
斎藤 |
そうそう、加治が中心になって…ホントにみんな好きだな。最初は正直苦手な人もいたけど、今はみんな好き。 |
鎌苅 |
俺も夏・冬(公演)通してみんなと仲良くなったな。今でも遊んだりするし。 |
斎藤 |
和田君みたいにゲストチームが青学(せいがく)と氷帝をうまく中和してくれたっていうのもありますね。だから今回僕らは、そういう関わり方も担ってるのかな、って思います。 |
鎌苅 |
そうだね。 |
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――卒業する青学(せいがく)メンバーへのサプライズもありましたよね? |
鎌苅 |
あ、色紙ね。あれは和樹。 |
斎藤 |
そうだね。 |
伊達 |
和樹が全部用意してくれて。 |
鎌苅 |
そういうところはホント頼れる人だよね。 |
斎藤 |
和樹が一番、二代目に対する想いが強いんじゃないかな。城田との関係もそうですけど。 |
鎌苅 |
和樹と城田は部長同士っていうのもあるけど、それだけじゃなくて実際メンバーを引っ張っていた二人だし。舞台上でもデカイ二人だし。 |
斎藤 |
デカイね。 |
鎌苅 |
お互い良い部長を持ったと思いますよ。 |
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――新しい青学(せいがく)メンバーの印象はどうでしたか? |
青柳 |
通は小悪魔って感じ! |
鎌苅 |
かわいいよね。 |
斎藤 |
雰囲気あるよね。歴代のリョーマが持つ“生意気”的な雰囲気がね。 |
鎌苅 |
もっとオドオドしてるかなって思ったら、意外と自分のキャラを出してる。気合いが入ってるし、熱い感じが見えて、いいんじゃないかな。 |
伊達 |
それぞれの役に先代の印象がまだあるから、それを払拭できるようにがんばってほしいですね。 |
斎藤 |
二代目もそのことで苦しんだとは思うしね。ただ、同じストーリーをやるわけじゃないから、また一からオリジナルを作ればいいんだと思う。 |
鎌苅 |
そんなに気負いもないみたいだし、やってくれるんじゃないかな。 |
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――六角メンバーの印象はどうでしたか? |
伊達 |
僕、六角の人とテニスをしました。 |
鎌苅 |
そのことに俺は感動しましたね。 |
伊達 |
いいよぉ。 |
鎌苅 |
言わせろって。晃二は、六角がテニスの自主練をしてるって聞いて、「俺、行かなきゃ」と、誰に頼まれることなく行ったわけですよ。でも普通に行ったらなんか厭らしいから、たまたまテニスに行ったら偶然出会ったみたいな感じで。「あれ?六角の人たち、いたの?」みたいな。 |
斎藤 |
どんな設定だよ!(笑) |
鎌苅 |
俺は、それを聞いて晃二の愛を感じたね。感動しちゃったよ。 |
斎藤 |
えらいな、晃二。 |
伊達 |
六角メンバー、みんなテニス上手でしたよ。なによりテニスを楽しんでましたね。学校(六角)のキャラがにじみ出てる感じだし。 |
鎌苅 |
バランスがいいチームだよね。それぞれみんな色があって。かなり期待できるね。 |
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――今回の氷帝チームの見所は? |
斎藤 |
今回は個々の心情的な葛藤や変化が氷帝チームにとって大事なシーンなのかなって思いますね。 |
鎌苅 |
フューチャリング・氷帝でしょ。だから俺らがフューチャーしていかないとね。 |
斎藤 |
ティーチャーみたいな意味も含めてね。 |
鎌苅 |
うまいね。 |
斎藤 |
今回氷帝チームは、ポイントポイントで出てきますよね。だから僕らはそこで芝居をキュッと締めれたらなって思います。今までのバトンをつなぐという意味でも、架け橋的な存在だと思うので、僕らが芝居を引き締める役目なんじゃないかと。 |
鎌苅 |
俺らは1年間テニミュをしてきたんだぞ!と。 |
斎藤 |
そうだね。 |
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――今回の公演の意気込みを。 |
伊達 |
長いですから、中だるみしないように気を引き締めて、氷帝学園のカラーを出してがんばっていきたいと思います。 |
鎌苅 |
経験者として、テニミュの現場を知っている人間として、俺らが他のみんなを引っ張っていったり、陰ながら支えてあげたりできたらな、と思いますね。また、俺たちも出るからには俺らの見せ場をがんばりたいし、「やっぱりテニミュっていいな」と思ってもらえるようにがんばりたいですね。この公演で俺たちも新たなスタートがきれたらな、と思ってます。 |
青柳 |
えーと、35公演、体調管理をしっかりして、楽しんで終えられればなぁと思ってますけど…何か? |
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斎藤 |
聞いちゃった(笑)。 |
青柳 |
…まぁ、毎公演全力でがんばります! |
鎌苅 |
塁斗も大人になったなぁ。 |
斎藤 |
今回は前回と違って、ずっと出ているわけじゃないので、テンションの維持が大変だと思う。そのテンションの上げ下げを気をつけたい。今回は僕らが出来る限り、みんなをサポートしていきたいと思いますね。ただその中で、僕らも今までと同じじゃなく「進化した氷帝」を見せれなければ、役者として意味はないと思ってます。 |