クローズアップ
桜田 通 南 圭介 八神 蓮 兼崎 健太郎
桜田 通
【越前リョーマ役】
南 圭介
【手塚 国光役】
八神 蓮
【幸村 精市役】
兼崎 健太郎
【真田 弦一郎役】
-- 本日は青学(せいがく)と立海の上層部座談会ということですが、まずは、前回公演の思い出などを語ってください。
 
桜田 失敗談なんですけど、本番中に帽子を落としたことが印象に残ってますね。でも元気がフォローしてくれて…。それが「演出に見えた」って、お客さんから手紙をもらったり。ホントは失敗しない方がいいんだろうけど、舞台だからそんなミスも今ではいい思い出かな。
僕は“メガネクラッシャー”なんで、メガネをよく壊しましたねぇ。5回くらい…。襟のところにメガネひっかけてて、それを忘れて一つ一つの会場の千秋楽が終わるたびにみんなに抱きついて、「バキッ!」みたいな…。今後はメガネも体の一部だと思って大事にします。
八神 カネちゃん、というかこの真田と『もう迷いはない』を歌えたのが、大変でしたけどいい思い出ですね。ドリームライブで、あ、ドリライの話になっちゃいますけど、あれだけ涙が出たのは「この歌をうたうのがこれで最後なんだなぁ」と思ったからですし。カネちゃんは「演技だろ?」って言ってましたけど(笑)。
兼崎 冬公演の思い出は…ベンチにずっと座りっぱなしで、背筋をピンと伸ばして微動だにしないで試合をじっと見てるんですけど、内心「あ〜、腰が痛いな〜」って思ってました。(一同笑)
八神 いろいろ地方に行くと気分も変わって、それぞれおいしいものもあって、それが楽しかったよね。自分たちでうどんを作って食べたり。
桜田 一緒の班だったよね。
八神 うん。通は意外にうまかったよね。
桜田 意外に。
うちの班はひどかった。
桜田 きしめん?
きしめんというよりワンタン。(一同笑)
桜田 僕は、ホテルでカネちゃんと騒いだりしたのが楽しかったです。
兼崎 (苦笑)
僕もホテルは楽しかったですね。心平とホテルでまったりするのが。そこにタッキーもきてまったり、みたいな(笑)。この”まったり”が、みんなと過ごした時間のいい思い出ですね。
 
-- Firstを終えて、Secondの稽古が始まりましたが、変わったことは?
 
モチベーションが違いますね。青学(せいがく)が、というより、全体的に。
八神 そうだね。基本的に前回と同じメンバーだし。
桜田 また50回くらい公演するかと思うと…テンション上がってくる。
兼崎 (笑)上がりますよぉ。
桜田 49公演ですか。まぁ、ケガなく終われたらいいと思います。
 
-- Firstの時、チームワークを高めるためにそれぞれ話し合ったことなどありましたか?兼崎さんがチームをビシッと叱ったことがあったようですが。
 
八神 その後、泣いちゃったんだよね(笑)。
兼崎 アツくなりすぎてね…。あと、ドリライの時は、終わるたびにホテルの部屋で反省会をしてたよね。
八神 「真田道場」とかテンポが大事だったし。
兼崎 うん。集まったらほとんど反省会だったよね。騒いだりせず。
八神 …。
兼崎 ここではそういうことにしてください(笑)。
八神 反省会もいまだからできるのかもしれないですね。始めの頃は無理だった。
兼崎 それぞれ自分のことで精一杯で、全体を見る余裕がなかったのかな。でも今は違いますよ。
 
-- 青学(せいがく)はどうでした?
 
ダンスとか鏡の前でみんなで合わせたりしたね。
桜田 そうだね。
歌もね。楽屋で、みんなでアカペラでさ。
桜田 あーやったやった!まず、俺がいきなり歌いだすんだよね、メイク中に。「♪強くなるんだ〜」って。
そうそう。それでなぜかみんな集まってきて、全員揃ったからもう一回やろうか、みたいな感じで。あれはモチベーション上がったよね。あとは円陣だね。本番前にみんなで円陣を組んで、「今日はどんな感じでいく?」みたいな質問を一人一人に回して、ね…うん。あれもモチベーション上がったよね。
桜田 圭ちゃんの部屋に集まった時があったよね。
ああ、あったね。香川だったかな。
桜田 タカさんが結構アツい人で、企画してくれるんですよ。「青学(せいがく)第一回ミーティング」みたいな。タカさんと麻生はアツいですよ青学(せいがく)の中では。
タカさんは大人だしね。
桜田 で、相葉っちがやっぱり経験があるからまとめてくれて。
説得力あるよね。
桜田 僕と瀬戸丸はボケっとしてて。
俺とタッキーが間に入るかんじ。
桜田 役割分担があるんですよ。
でも通も意見言うよね。
桜田 言い逃げが多い。
結構的確なこと言うんで、落ちついてるなぁと思うよ。でも話し合いって「ダメ出し」みたいになって、逆に気分が落ちることもあるんですよね。結局最後の「がんばろうよ!」って一言が一番大事だったりするんですよ。これ言うのは心平かな。なんか、そういうのあるよね。
桜田 うん!
 
-- ドリームライブの感想をお願いします。
 
桜田 ドリライはサイコーです!やばいっす!チョー楽しかった!ペンライトが一体となって、盛り上がって。
すごいきれいだったね。
桜田 あと、上島さんはやっぱりすごかった。わざと完璧にしないというか、ボール打ち返す動作をしながら踊ってたり…あれは僕にはできないですね。
ドリライはホント楽しかったですね。最初のオープニングとかダンス終わってからのトークシーンも好きでした。
桜田 立海の真田道場も面白かったなぁ。あれはもう稽古場から面白かった。
そうだね。
八神 あれだけ緊張することって普段ないから、その緊張が楽しかった。昔から好きなんですよね、緊張することが。だから横浜の時なんて手がブルブルでしたけど、楽しかったですね。緊張のあまり、オープニングのフリがとんじゃいましけど(笑)。
兼崎 ナカマサのラケットがなかった時があったよね(笑)。ラケットを両手で持って体の前にゆっくりおろすシーンがあるんですけど、ナカマサだけラケットがないから、こんな忍者がドロンする時みたいな格好になってて。(一同笑)まぁ、バーちょんのせいなんですけど。バーちょんが裏でナカマサにラケットを渡すのを忘れて。
桜田 まぁ、ドリライですから!(笑)あと、僕は大阪バージョンのソロパートのフリが難しかったなぁ。そこをがんばって、後は楽しんだって感じですね。
 
-- それでは夏公演の話を。いよいよリョーマ対真田の試合がありますが?
 
桜田 あ、カネちゃん、俺よく勝手にラリー変えちゃうからね。
兼崎 え!試合で?まじで?
桜田 っていうか、「ここのラリー10球は自由」ってところとかあるから、そこは毎日好きにやっちゃう感じ。前回は元気もそういうタイプだから良かったけど。カネちゃんは…。
兼崎 ど、どんな風に?
桜田 どこに打ち返すかわかんない感じ。俺と元気で決めていたことは、打つ瞬間、打ちたい方向に目をやるってこと。だから元気が右見たら右に打つんだな、みたいな。
兼崎 照明さんは?
桜田 楽しんで、一公演一公演変えてたって感じ。
兼崎 (苦笑)
桜田 真田戦か、楽しみだなぁ。
僕ももしかすると、いよいよ振るかもしれませんよ、ラケットを。
桜田 受話器握ってるんじゃないの?(笑)
(笑)確かに前回はね、受話器とか携帯電話握ってる時間が長かったけど。今回は携帯をラケットに変えて…まぁ、どうなるかわかりませんけど。一応今からフォームとか練習してます。
桜田 フォームは常に確認しないとね。僕も今回、”無我の境地”でいろいろな技が出てくるかもしれないから…大変だな、と。
八神 僕には病気との試合がありますから!(一同笑)
 
--今回の公演に向けて意気込みをお願いします。
 
兼崎 全力でやるだけですね。
桜田 立海の真田かぁ。追い込まれるなぁ。
兼崎 (笑)まぁ、俺は負けないよ。
桜田 俺、全公演が終わってから疲れが出るタイプだから、一緒に最後まで全力でやれると思う。15歳の体力を甘く見たらやばいっすよ。(一同笑)
兼崎 (笑)やばいね。鍛えてはいるけど、最近体がついていかないですもん…でも、がんばります!
桜田 歳なんか関係ないよね、リョーマと真田の話だから。
兼崎 そう。中1対中3だから。
桜田 中1対中3だよ。がんばりましょう!
八神 夏は、もっと自分の役を好きになって、もっとチームのことも考えて、もっともっとがんばってテニミュを盛り上げていきたいですね。
兼崎

実は冬公演・ドリライとやっていく中で、ずっと悩んでたんですけど、今やっと役をつかめた感じがしてるんですよ。だから、この感じを夏の試合でぶつけようかな、と。

桜田 あんなに真田だったのに、さらにレベル上がっちゃったの?うそぉ〜、やべぇ!
兼崎

(笑)まぁ、後悔がないように今から万全の状態でやろうかなって思ってます。

八神 稽古で与えられた課題を一つ一つきちんとこなしてがんばっていこうと思います。
いよいよ後半戦が始まります!
今回ももちろんのこと全員が主役ですので見所は幕が開けてから幕が閉じるまでです。瞬きせずに見てくださいね!個人的には自分の与えられた役割を真摯に受け止め、全うするのみです。
冬よりも成長した僕達を見せられたらと思っています。応援宜しくお願いします!
  © 許斐 剛/集英社・NAS・テニスの王子様プロジェクト © 許斐 剛/集英社・マーベラスエンターテイメント・ネルケプランニング
テニプリドットコム少年ジャンプインターチャンネル