――それではまず、自己紹介からお願いします。 |
加藤 |
跡部景吾役の加藤和樹です。誕生日は10月7日、えーと、趣味は散歩です。朝早く起きて川辺を散歩したりするのが好きです。あと、スポーツが好きで、友達と体育館を借りてバスケをやったりだとか。バスケは小学校からずっと続けてます。あと…特技はバック転とかバック宙とか。意外と身軽です! |
鷲見 |
え〜、樺地崇弘役の鷲見亮と申します。えーとですね、趣味はサウナとか…(笑)最近、発汗が良くて。氷帝の汗かき王です! |
加藤 |
いや、ホントにすごいんですよ〜(笑) |
鷲見 |
ダンスとかは必死に汗をかいてます。まあ、半分くらいは冷や汗…?「この動きはキビシーなあ…」とか、そういう時に… |
加藤 |
そんな動きしてないじゃん!すごく楽しそうにやってますよ。 |
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鷲見 |
あ、楽しいです!あとは、銭湯に行くのも好きです。足伸ばして風呂浸かりたいんですよ。 |
加藤 |
俺も銭湯よく行きますよ!でかい風呂って気持ちいいですよね。 |
鷲見 |
あと、特技は…剣道初段とか。 |
加藤 |
すごい!! |
鷲見 |
だから、樺地くんが気合というか…試合中大きな声を出す事が多いんで、その辺は僕向きかな、と思います(笑) |
加藤 |
そうか、あの気合は剣道から来てたんだ! |
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――鷲見くんは、他のメンバーからもかなり面白い人だと聞いてるんですが… |
鷲見 |
いや〜。 |
加藤 |
なんか、ツボをついてくるというか… |
鷲見 |
でも、狙うと面白くないんですよ(笑) |
加藤 |
さりげなく言う言葉が面白かったりする(笑) |
鷲見 |
毎回、奇跡が起こってるだけで(笑) |
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――これまで、『テニスの王子様』の原作やアニメは知っていましたか? |
加藤 |
もちろん知ってました!もう連載当初からずっと『週刊少年ジャンプ』を読んでいて、今でも読んでます。コミックも全巻持ってますし、もう"テニプリ"大好きです!ミュージカルの方も、ジャンプに載っていたので「あ、こんなのやるんだ!」と思ってたんですけど、まさかそれに自分が出ることになるとは(笑) |
鷲見 |
僕はオーディションが決まってから読み始めて。ジャンプでは『こち亀』しか読んだことなかったんで…。でも面白いですね、テニプリ!出てくる技とかもカッコいいし、キャラクターのルックスも素敵だし。 |
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――好きなキャラクターはいましたか? |
加藤 |
やっぱり跡部がいちばん好きでしたね!跡部が登場してくる前までは手塚がいちばん好きだったんですけど。僕、手塚と誕生日が一緒なんですよ。手塚カッコいいなあ〜って思ってたんですけど、跡部が出てきて、最初はちょっと嫌な奴かな?と思ってたんですけど、やっぱり手塚との一戦を読んでですね…(笑)いい奴じゃん!と思って。 |
鷲見 |
僕は南次郎が好きです! |
加藤 |
あんな親父がいたらいいな〜って思いますよね。 |
鷲見 |
裸足でテニス、カッコいい! |
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――この役に決まった時は、どんな心境でしたか? |
加藤 |
「ぃよっしゃ〜!!」みたいな。俺はもうオーディションの時から、絶対跡部がやりたい!って思ってたんで。もうですね〜、気合入れて行ったんですよ。オーディションのお話を頂いた時点で、もう徹底的に原作の読み直しですよね。隅々まで読みつくして、跡部はこんな癖がある…とか研究して、跡部は誰にも譲らない!っていう覚悟でオーディションに臨みました。 |
鷲見 |
うん、加藤くん、ホントにすごかったんですよ。 |
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――スタッフからも、「オーディションであそこまでアピールしてくれたのは、初代青学(せいがく)メンバー以来かもしれない…」と伺ってます。(笑) |
鷲見 |
髪型も服装も… |
加藤 |
それっぽくしていきましたね。跡部が試合で着るような白いポロシャツと、ハーパン(ハーフパンツ)で。 |
鷲見 |
そうそう。 |
加藤 |
髪の毛もぴっちりセンター分けで(笑)朝、ドライヤーで「巻いて巻いて!」って、原作を見ながら… |
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――鷲見くんはこの役に決まった時、どうでしたか? |
鷲見 |
僕は…驚きの方が大きかったですね。オーディションもつわものぞろいでしたから… |
加藤 |
え〜。俺から見たらもう…樺地、この人しかいないだろー!って感じでしたけどね。すごい、本物来ちゃった!みたいな(笑)最初から、「絶対この人樺地だよ!」って。 |
鷲見 |
自分では跡部かな?って思ってたんですけど…(一同笑) |
加藤 |
出ましたよ、ミラクルが(笑)いや、もう何もしなくても樺地でしたよ。 |
鷲見 |
でもホントつわものぞろいで、絶対受からないなって思ってたんで、マネージャーさんから電話もらった時は2人でなんかもう笑ってましたね。「受かったよー」「ハハハ、ウソォー。そんなわけないでしょー、ハハハハー」って。受かって嬉しい半分、信じられないって気持ちも大きかったんで、もう笑えてきた(笑) |
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――自分と演じるキャラクターとの間に、共通点ってありますか? |
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加藤 |
外見的なことで言えば、ホクロ。跡部と同じところにホクロがあるんですよ。 |
鷲見 |
反対側ですけど、僕も目の下にホクロありますよ(笑) |
加藤 |
あと、僕もバスケ部で部長をやっていたことかな。跡部と違って基本的に後輩とも仲良くやるタイプだったんで、あんなにクールではなかったですけど。試合前には喝を入れたり、落ち込んでる奴がいる時は元気づけたり…。性格的なことではあまり共通点はないかもしれませんけど、やっぱり対戦相手に対して、俺もバスケの試合やってて、「こいつと戦ってると楽しい」とか、倒したい、もっとこいつのこと知りたいって思ったりしましたし…そういうスポ根魂というか、跡部にもそういう一面があると思うんで、そこはすごく共感できますね。 |
鷲見 |
でもホント、和樹くんは僕達をすごくまとめてくれて、頼りになりますね。ダンスや歌を教えてもらったり、かなり頼りになる好青年ですよ。 |
加藤 |
年齢的にはちょっと下かもしれないですけど、やっぱり普段からまとめることによって、演じた時にもその関係性が見えてきたらいいなと思っているので、意識はしてますね。でも氷帝メンバー、個性が強い人たちばっかりですからね。扱いが大変というか、逆に俺が遊ばれてるような雰囲気なんで(笑) |
鷲見 |
ホント、自分出したがりなメンバーばかりなんで(笑) |
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――鷲見くんは、共通点は? |
鷲見 |
そうですね〜、やっぱり大きいところと、すごいピュアな心を持ったところ…僕もすごいピュアなんで…(一同笑) |
加藤 |
いや、別に笑うところじゃないんですよ(笑)鷲見さんってこう見えて、すごく純粋なんですよ。 |
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――純粋というと、どんな所が…? |
鷲見 |
そうですね〜、(遠くを見ながら)こう、海を見ていると… |
加藤 |
どこ見て言ってるんですか!(笑)海とかないから! |
鷲見 |
きれいだなあ…おおきいなあ…、とか…。 |
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――よく海を見に行ったりするんですか? |
鷲見 |
いや、全然…。(一同笑)でも、水平線を見るのは好きですね。あの、線をずーっと見てるのが。 |
加藤 |
じゃあこの机の線とかはどうですか? |
鷲見 |
机の線もね…いいな〜なんて思う気もするし、思わない気もするし…(笑) |
加藤 |
でも、年下の僕が言うのもおかしいですが、ホントすごい素直というか、すぐに吸収してホントに樺地みたいになんでも出来ちゃう、っていう所はありますよ。すごい勉強熱心ですし。 |
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鷲見 |
いろいろ人に教えてもらったりしてますが、樺地っぽかったかどうかって、演じてる本人自には逆に分からなかったりするんで、「今、樺地だった?」って人に聞いて勉強って感じですね。 |
加藤 |
確実に樺地になりつつありますよ。 |
鷲見 |
役として、いろいろ遊んだり、試したりしてますね。 |
加藤 |
ホントいろいろ…(笑) |
鷲見 |
演出的に「やめろ」って言われたらやめればいいだけなんで、どんどん試してますね。でも、上島さんからあんまり止められたりってことはないですね。どっちかって言うと「もっとやってくれ」っていう勢いですね(笑)キャラクターから離れないようにしようって意識はあるんですけど、でも「樺地がこれやったら面白いだろうな」とか、そういうことはいつも考えてます。 |
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――歌、ダンス、芝居、いちばん頑張りたいものは? |
加藤 |
基本的には全部なんですけど、これから音楽活動をやっていきたいと思っているので、やっぱり歌は頑張りたいですね。あと、テニスも、実際球はないんですけど、ホントに球があるように錯覚するくらいにキレイに見せたい。芝居では、もう跡部になりきります! |
鷲見 |
僕は、全部大事だと思うんですけど、やっぱりどれにも樺地らしさが出ればいいなと思いますね。樺地は歌をどうやって歌うんだ…?とか、樺地でダンスって…?とか。今も戦ってるんですけど…。 |
加藤 |
難しいですよね。 |
鷲見 |
僕の課題としては、役者としてのダンス、役者としての歌、という感じですね。 |
加藤 |
でも、ホントにいるだけで存在感がありますから。ベンチで俺の後ろにいるんですけど、いるだけで存在感がビリビリ伝わってきますよ。 |
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――ダンスはいかがですか? |
加藤 |
上島先生の振付は難しいですね。ハンパない! |
鷲見 |
難しいけど、カッコいいですね。 |
加藤 |
でも、何が何でも極めたい! |
鷲見 |
これが出来るようになれば、またひとつ大きくなれる!っていう希望のある振付をしてくれますね。 |
加藤 |
動く事が大好きなんで、ダンスは頑張りたいですね。でも、やっぱりスポーツとは動かす筋肉が違うので、変なところが痛くなったりしますよね。 |
鷲見 |
するする。 |
加藤 |
そういえば、テニスで素振りしているせいか、若干右腕の方が太くなってきたんですよ。 |
鷲見 |
(腕を見ながら)あ、俺もそうだ! |
加藤 |
テニスも、これを機にまたちょっとやりたいなって思って。めっちゃ楽しいですよ! |
鷲見 |
うん、楽しいよね! |
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――伊達くんのコーチはいかがでしたか? |
加藤 |
もうハンパないですよ、あいつ!本気でサーブ打ってきて!(笑)ホント、一歩も動けないですからね。ラケット振るけども、振った時にはもう球が後ろなんですよ。 |
鷲見 |
そうそう、容赦ないよね〜、あいつは(笑) |
加藤 |
ラケット持つと、もう目が違う! |
鷲見 |
テニスやってる時と普段のギャップがホントすごい(笑) |
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――氷帝メンバーは、毎日のようにみんなでご飯を食べに行ったりしているとの事ですが… |
加藤 |
そうですね。 |
鷲見 |
けっこう行きますね。 |
加藤 |
全員そろいもそろって食べる時はすごい静かなんですよ。飯が来るまではすごいしゃべってるんですけど、飯がくるともうそっちに集中しちゃって、会話がないんですよ(笑)シーンとしてて、ちょっと面白いですよ。 |
鷲見 |
話は飯食ったあと!って感じで。 |
加藤 |
で、またその後が長いんですよ〜(笑)まあ、最近は青学(せいがく)メンバーも一緒に。 |
鷲見 |
というか、舞台に向かって、みんなで同じ目的を持っている者同士というかんじなので、最近は"氷帝のチームワーク"というよりも、もう全体のチームワークというか、ね? |
加藤 |
まあ俺は"青学(せいがく)には負けない"ってどこかしらで思ってますけど。 |
鷲見 |
まあ、僕もなんですけど(笑) |
加藤 |
プライベートの時は「みんな一緒にやっていこうぜ」っていうのがあるんですけど、やっぱり稽古に入ると、そういう空気はお互いに感じますね。 |
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――氷帝メンバーの印象は? |
鷲見 |
塁斗は、チワワみたいでかわいいな〜と思います。 |
加藤 |
口数は少ないですけど、はしゃぐ時はすごくはしゃぐ!やんちゃだし、とにかくよく動きますね。 |
鷲見 |
いつも自分の体で遊んでるって感じで、とにかく動いてないと気がすまない。で、龍ちゃんはすごいひたむき。毎回課題を持ってやってるし、芝居も毎回変わっていってて、色々試してるんだなって。 |
加藤 |
すごい真面目だしね。 |
鷲見 |
でもあの笑顔には、心射抜かれる…キュン
って。 |
加藤 |
日吉は古武術をやってるんですけど、最近の龍ちゃんは日本の香りがするようになってきましたね。 |
鷲見 |
で、伊達は〜、面白いっすね。受けを狙ってるのか素なのか分からない(笑)ただ、テニスのフォームはホントにきれい。 |
加藤 |
テニスの事なら頼りになるし、それ以外のことでは逆に頼って欲しいよね。 |
鷲見 |
すごい頑張りやですね。あの子も稽古するごとにどんどんプラスに変わっていってますから。次、Takuyaは… |
加藤 |
僕は、あいつとは事務所も一緒で2年くらいつきあいがあるんで…なのでまあ、鷲見さんからみたTakuyaを。 |
鷲見 |
なんか、ダンサーってかんじがしますね。動きのキレはいちばんなんじゃないかな。ダンスに関しては、塁斗とタクちゃんはすごいなと思いますね。ホント明るいしね。 |
加藤 |
あいつも最近、このテニプリで変わろうとしてて、今までにないTakuyaを感じますね。これからどんどん上に行くなって、そんな感じがしますね。負けられないなって部分もありますし。あと、工さん。役に対していちばん勉強熱心。関西弁も、関西出身のケンケンにセリフを録音してもらって、稽古の前とかもずっと聞いたりしてて。今回、大阪公演もあるから、ホントに関西弁をなんとかしようと思ってるみたいで、ただでさえ稽古大変なのに関西弁も頑張ってて。でも工さんなら出来ると俺は思いますよ。あれだけ熱心にやってたら絶対に成功しますよ!みんなの見えないところですごく努力してると思いますよ、あの人は。 |
鷲見 |
まあ、ご飯はあんまり来ないんですけど(笑)忙しい人なんで。 |
加藤 |
時々は来ますよ。それで、面白いことも言ってくれるし。あと、ケンケン。彼はまあウチの中心って言うか、ムードメーカー。ホント話が上手いし、聞き上手だし、周りの事をいつも気にかけてくれてて。ケンケン、スケジュールの都合でちょっと稽古を休んでたんですけど、彼もすごい努力家なんで、今遅れた分を一所懸命取り戻してますよ。 |
鷲見 |
がんばってるよね。でも、彼も基本的に何でも出来ちゃう派だから、すごく飲み込みも早い。 |
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――では、青学(せいがく)メンバーの印象は? |
鷲見 |
僕はですね、対戦相手の小谷くんと一緒に打ち合わせしたりしてますけど…ホント、彼はすーごいんですよ!役に対して、ホント一所懸命やってるんで、もうハンパないですね。一瞬で変わるんですよ、「バーニング!!!」って。 |
加藤 |
ホント、あの変わりようにはびっくりだよ!目がギラギラして。 |
鷲見 |
眼差しがすごい!僕ももう必死です。あと、城田くんはやっぱり雰囲気があってカッコいいなって思いますね。まあウチの部長もすごい…雰囲気あってカッコいいんで、稽古を見てても、力入っちゃいますね。 |
加藤 |
優くんには負けらんないですねー。稽古に入って、真面目さや役に対する思い入れがすごく伝わってきましたね。でもそれでいて、おバカな所はおバカなんですけど。(笑)いろんな意味で負けられないな。 |
鷲見 |
やっぱり対戦相手にはお互い持ってるものがあると思いますね。向こうにもすごい、必死さがあって。 |
加藤 |
ビンビン伝わってきますね。こっちも必死にやらないと!って。 |
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――今回の見所は? |
加藤 |
自分としてはやっぱり、手塚と跡部の試合!手塚との熱い戦いぶりを見てもらいたい。そこでお互いの全てをさらけ出す勢いなんで。跡部と手塚の全て、男と男のぶつかり合いを見て欲しいですね。 |
鷲見 |
今回、青学(せいがく)・氷帝全員で歌う曲があるんですけど… |
加藤 |
俺もあれ、好きですね。 |
鷲見 |
みんなすごく一所懸命やってる!っていうのが、いちばん出てる曲だと思うので。あとは…跡部を見る樺地の目(笑) |
加藤 |
樺地のさり気ない動きにも注目して欲しいですね。俺も後ろが気になってしょうがないですよ!さり気なく面白いことしてますから。 |
鷲見 |
奇跡を起こしますよ!(笑) |
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――氷帝の曲は、どうでしょうか? |
加藤 |
こう言っちゃなんですけど、めちゃめちゃカッコいいですよ。これはホントにね〜、楽しみにしてていただきたいですね。 |
鷲見 |
なんかね〜、いい香りがする! |
加藤 |
そう、匂いが… |
鷲見 |
漂うような曲なんで。 |
加藤 |
氷帝を体で感じられると思いますよ! |
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――それでは最後に、HPをご覧の方にひとこと! |
鷲見 |
ここまで読んでくれて、ありがとうございます!みんなで力を合わせて、ひとつのものを完成させるために頑張っているので、楽しみにして頂きたいと思います。…固くなりました!(笑) |
加藤 |
今、稽古も追い込み作業に入ってきていて、とにかくみんなで行ける所まで行って、最高のものを作り上げるので、舞台を観に来る方は、本気で覚悟して観に来てください! |
鷲見 |
跡部カッコいいですよ〜。実物はもっとカッコいいですから!隣にいてもドキドキする… |
加藤 |
また〜。最後だからって、また面白いこと言おうとして…(笑) |