ダイアリー

製作発表レポート

初演から4年、公演を重ねるたびに着実に動員数を伸ばし、
たくさんのファンの方に支えられながら大きく成長して来たテニミュ。
その興奮の世界をさらに広めていきたいという思いを込め、11月7日、都内某所にて
冬の公演 ミュージカル『テニスの王子様』The Progressive Match 比嘉 feat. 立海 の
製作発表会が行なわれました。
スタッフの予想を大きく上回る大勢のマスコミの方が集まった会場は満席状態に溢れ返り、
立ったまま取材されている人も多数。青学(せいがく)4代目メンバーお披露目ともなった
この製作発表会の見どころはもちろん、キャスト総出演でのパフォーマンスです。
場内の明かりがゆっくりと変わる中、流れて来たメロディーは...そう、『F・G・K・S』! 
青学(せいがく)、比嘉、立海、六角と、冬の公演に出演するキャスト26名による
フレッシュなステージングは、これがテニミュの歌とダンスを観るのが初めてという人たちも
一気に巻き込むハイテンション。
舞台狭しと歌い踊るキャストが元気に記者席まで走り降りて行くと、観ていた人たちの間からも
自然と手拍子が。場内はまるでカーテンコールのときのようなあたたかい空気に包まれていきました。


パフォーマンス後、壇上ではそれぞれがキャラクターの決めゼリフと共に改めてひとりずつでのごあいさつ。
前日のリハーサルでなかなか上手く言えなかった「海堂薫をなめんなよ」を、
本番で見事に決めた新・海堂役の平田さん。
田仁志役の松崎さんによるダイナミックなジャンプと共に叫んだ「かってんぐゎーっ!」も迫力満点。
締めは真田役の兼崎さんの「たるんどる」。各校各人、インパクトのある自己紹介に会場のテンションがさらにアップ。
司会を務めた中井美穂さんによる代表者インタビューも行なわれました。


記者の方の提案による挙手制の質疑応答では、
「自分が一番テニスがうまいと思う人」「歌とダンスは誰にも負けないという人」などの質問にほぼ
全員が「ハイッ!」とアピールする中、ちょっと遠慮がちな様子のリョーマ役の阪本さん。
部長の渡辺さんを中心に見かねた青学(せいがく)メンバーが横から後ろから腕を持って強引に
「ハイッ!」と挙げさせていたのはなんとも微笑ましい光景でした。
ちなみに「自分が一番モテると思う人」には誰も手が挙がらない...という一瞬の間の後、
堂々と手を挙げたのが柳生役の馬場さん。
「私生活でも王子と呼ばれている人」には幸村役の八神さんがただ一人静かに挙手。もちろんキャストは全員納得顔です。
理由を聞かれるとすかさず佐伯役の伊礼さんが「彼は私服がマントなんです」。
この阿吽(あうん)の呼吸に記者席も大いに湧きました。


この日のために限られた稽古期間で精一杯仕上げた『F・G・K・S』。
リハーサルでは観ているこちらもドキドキするほど緊張していたキャスト陣。
当日のパフォーマンス前に行なわれたプロデューサーチームの挨拶の間も、舞台袖でひたすら集中を高めていました。
立海メンバーは円陣を組み、いつもの気合い入れも忘れません。
そうしてひとたびステージに上がれば最高の笑顔!
終了後、バックステージをのぞくとじーっとこちらを見つめる河村役の小笠原さんが。
「ほら、緊張でドライアイになってる!」とまったく瞬きしていません。
その後もキャストのみんなが口々に「楽しかった!」「次の自信につながりました」「いい気分です」と、
高揚した表情でこのメンバーでの”初舞台”の手応えを報告してくれました。
次に待つのは12月の本番でのステージ。期待が膨らみます。


それでは、最後に、
司会の中井美穂さんによる、代表者インタビューと、記者の方の質疑応答の内容をお届けします!


中井美穂さん:

リョーマ役に決まったときのお気持ちは?

阪本奨悟さん:

原作が好きで昔からジャンプを読んでいたので、リョーマ役に決まったときはものすごくうれしかったです! 事務所の先輩でもある3代目リョーマの桜田通くんからは“じゃあ4代目は阪本リョーマだな。頑張れよ!”と言ってもらえて、それも本当にうれしかった。自分は右利きですが、リョーマは左利きなので、そういうところも毎日頑張って練習しています。

中井美穂さん: 4代目の青学(せいがく)部長として、どうやってみんなをまとめていきたいですか?
渡辺大輔さん: 自分たちが心掛けているのは、先代のキャストのみなさんが創り上げてきたものを崩さず、協力して舞台を創っていくこと。みんなが一緒に頑張る中で、部長としても、渡辺大輔としても、みんなを引っ張っていきたいと思っています。今日のパフォーマンスは全員の“死ぬ気でやろう”という力強い気持ちが伝わって来て…本当に嬉しい限りですね
中井美穂さん: 比嘉中部長として冬の公演にかける意気込みをお聞かせください。
Luke.C
(ルーク)さん:
僕と知念寛役の林野健志くんは一足先に夏の公演にも出ていましたが、今回はいよいよ比嘉メンバー5人揃っての公演。最小人数のチームですが、青学(せいがく)にも立海にも負けないように比嘉の存在感を出していきたいと思います。“比嘉中、ゆたしく!”。あ、“ゆたしく”は“よろしく”っていう意味のウチナーグチです」
中井美穂さん: 幸村部長、お帰りなさい!
八神蓮さん: ただいま、ですね。今までは入院していましたが、今回から復帰。ジャージを着てみんなとベンチにいられるのがうれしいです。僕ら立海はテニミュに関わって1年経ちますが、今まで学んで来たことで、なにかここにいるみんなに伝えていけることがあれば。“王者・立海”としては、やはり誰にも負けない気持ちで臨んでいきたいと思います。
記者からの質問: 青学3代目から引き継いだもの、4代目に伝えたいことは?
柳下大さん: 僕自身3代目キャストの中に後から入って行って、そのときにみんなからいろんなことを教えてもらいました。今回はバトン役として出来る限りのことを4代目キャストに伝えて、本番までにはしっかり自分たちの青学(せいがく)を作り上げます! 一番伝えたいのは他の現場にはない空気。“テニミュならではの仲の良さ”です。

以上、製作発表会レポートでした。



 © 許斐 剛/集英社・NAS・テニスの王子様プロジェクト © 許斐 剛/集英社・マーベラスエンターテイメント・ネルケプランニング
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