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舞台レビュー 後半
 

リョーマと1年トリオの前に現れたのは、久々の登場となる山吹の亜久津。
皇帝・真田を倒したリョーマを見にやってきたらしいのですが、リョーマの挑発に乗って早々に「俺に指図するな!」と睨みます。

その言葉をきっかけに、亜久津のソロ曲『俺に指図するな!』が流れ、貫禄たっぷりの亜久津がステージ上の1年トリオを一人ずつねじ伏せていきます。
ソロ曲を聴きつけてサブステージに登場したのは、不動峰・石田、ルドルフ・金田、氷帝・忍足。ゲストなのに1曲歌った亜久津に対して意見します。
その後、この奇妙な集まりに、なんとか共通点を見つけようとする彼らですが、みんなが納得する共通点は見つかったのでしょうか?
亜久津も含めた4人で回毎に別エピソードが演じられたこのシーン。笑いのネタ満載のゲスト校の会話に、会場は毎回大きな拍手で包まれました。
「お前ら、もう後がないんじゃないのか?」
突如どこからか、立海・丸井の不敵な声が響きます。
すると、それを合図にするように、会場の四方八方から制服姿の立海メンバーが登場。
客席を駆け抜けた後メインステージに集結し、『お前ら崖っぷちギリギリ』を熱唱します。
立海に受けて立つのは、先ほどステージを沸かせたゲスト校と六角メンバー。テニミュ史上群を抜いて難しいダンスという噂の『ここからが・・・俺達』を披露。
クライマックスでの見せ場もカッコよく魅せます。
・・・が、あれ?舞台上がヒドイ事に…。
気を取り直し、『攻めろ、強くなれ』を情感たっぷりに歌うゲスト・六角メンバー。

バラードで会場がしっとりした後は、個性豊かな比嘉が再登場。
カッコよさ重視でパイレーツ風の派手な衣裳を身にまとい、『バイキングホーン』で会場を盛り上げます。
「そっちがバイキングなら、こっちはペテン師だ!」そう言ってサブステージに現われたのは、立海のD1こと仁王・柳生ペア。さすが「ペテン師」と豪語するだけあって、いかにも怪しげないでたちの二人。
間奏中のダンスもバッチリ決まった、新バージョンの『ペテン師だぁ?何とでも言え』。
仁王・柳生に続いてメインステージに現れたのは、ドリライ恒例、ダブルスの面々。青学(せいがく)ゴールデン・ペアの大石・菊丸を筆頭に、不二・河村ペア、桃城・海堂ペア、比嘉の平古場・知念ペア、立海の柳・切原ペア、六角の佐伯・樹ペアが登場。それぞれ息の合ったコンビネーションで『ゴールデン・ペア』を歌います。
途中、仁王・柳生ペアがいるサブステージとメインステージで曲に合わせてテニスの打ち合いをするシーンも。客席が一瞬のうちにテニスコートになったようでした。
第二幕 お次は、各チームから選りすぐりの元気なメンバーが登場!
羽根飾りつけをつけた菊丸、立海・丸井、六角・葵と1年トリオによる『充電完了』。
青学(せいがく)レギュラー陣もペンライトを持って応援します。
今回の「Dream Live 5th」で卒業となった、青学(せいがく)海堂役の柳下大くん。海堂のソロ曲『俺はマムシ』をメインステージで歌う姿は、3代目から4代目にタスキを引き継いだ重さを感じさせる、堂々たるものでした。
もう一人の海堂(平田くん)と青学(せいがく)レギュラーメンバーから、卒業にあたり柳下くんに感謝の気持ちを伝えます。
ちょっと照れくさそうな柳下くんでしたが、皆の思いをしっかり受け止めて、最後にはガッチリ握手!
初代青学(せいがく)に敬意を表して歌われた『ザ・レギュラー』。青学(せいがく)4代目として一緒に練習に励み、「負けるもんか」とステージで互いを高め合っていった彼らが、『ザ・レギュラー』の歌詞そのままに思いを込めて歌っているよう。各メンバーのソロパートそれぞれにも、力強さが加っていました。
第二幕 次に現れたのは立海部長・副部長こと幸村と真田。「立海公演 〜Second Service」の『君を信じてる』をドリライの広いステージで披露。本公演で、手術に向かう幸村の決意と、リョーマとの試合に向かう真田の決意をそれぞれ歌い上げたこのバラード曲。
今回はメインステージとサブステージに二人が分かれ、本公演とはまた少し違った雰囲気で会場を盛り上げました。
第二幕 演出家の上島先生(兼南次郎役)に紹介され、白を基調とした衣裳に身を包んだ青学(せいがく)レギュラー陣が現われます。彼らのために書き下ろされた新曲バラード、『俺たちの合言葉』を初披露。
歌詞にもあるとおり、ドリライという今日を「未来の通過点」にして、チームと絆を大切に、次なる目標に向かっていきます。
ラストスパートでは聴き応え充分のナンバーが目白押し。まずは3代目青学(せいがく)レギュラーの代表曲のひとつ、『Forward, my men!』を青学(せいがく)レギュラー陣が爽やかに歌います。続いて比嘉、立海、六角、ゲスト校メンバーによる『TRY AGAIN』。そして息をつく間もなく、全員で『リユニオン』〜『Heat Up』まで駆け抜けます。
フィナーレは全員による歌とダンスで豪華な締め括りとなりました。

お客様の熱い拍手が鳴り止まぬ中聴こえてきたのは、お馴染みのアンコール曲『F・G・K・S』のイントロ。
元気いっぱいのキャストたちが学校ごとに再び登場し、会場の興奮は一気に最高潮に。
曲中の「FIGHT ON」「GET ON」「KEEP ON」「STEP UP」では、アリーナ中のお客様とキャストによる、テニミュ史上最大のコール&レスポンスが。

続いてアンコール2曲目は、久々の『On My Way』。
お客様とキャスト全員の大合唱で始まり、ペンライトが揺れる中、
全員がドリライ5thのラストをめいっぱい楽しんでいました。

こうして、テニミュ史上最大規模となった夢ライブ
「Dream Live 5th」が終了しました。
ご来場いただいた方、今回残念ながらご覧いただけなかったテニミュファンの方。
皆さんの応援があって、今回の夢ライブも無事フィナーレを迎えることができました。
ありがとうございます。
次回また夢のライブが開催されることを願い、
応援いただいた全ての方々に感謝いたします。

 © 許斐剛/集英社・NAS・テニスの王子様プロジェクト © 許斐 剛/集英社・マーベラスエンターテイメント・ネルケプランニング
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