クローズアップ
不動峰編
相葉弘樹 足立理 荒木宏文
相葉弘樹
【不二周助役】
足立理
【菊丸英二役】
荒木宏文
【乾貞治役】
――前回の『side山吹』公演を終えた時は、いかがでしたか?
荒木 一気に力が抜けた…って言うか、終わってから動けないくらい、急に腰痛が激しくなったりして、びっくりしました。緊張の糸が切れたとたん、ずっと溜まってた疲れも出たんだろうなって思いましたね。
相葉 俺もそう。千秋楽終わった次の日に、もう風邪ひいてました。
足立 僕も同じだった…んですけど、千秋楽の次の日からはテスト勉強でした(笑)
相葉 千秋楽の時はやっぱり泣きました。すごく達成感があったから泣いたんだなーって思いましたね。
荒木 アダーチン、すごい号泣してたよね(笑)
相葉 そう!アダーチンがいちばん泣いてました!!
荒木 開演前に、みんなで円陣を組んでる時点でもう半泣きだったよね。
相葉 で、誰も知らないと思うんですけど、最後に『ラン・ラン・ラン』踊るじゃないですか、そこで俺に泣きながら「最後、頑張ろうね」って(笑)
足立 ええ〜?言ってないよ!
相葉 言っただろ〜
足立 記憶にないよ!
相葉 ソロで踊る場面も、泣きながら踊ってたよ。
足立 あ〜…いちばん最後の場面ね。
荒木 思い出してきたんじゃん!
足立 思い出した(笑)
荒木 やっぱり、本番中すごいいろいろ溜まってたもんね、不安とかあって…でも何度も観に来てくれた人もいて、受け入れてもらったって感じたのも嬉しかったし、千秋楽迎えるのが寂しかったから、なんか色々な思いが出てきて、千秋楽は…噛んじゃいました(笑)
相葉 あ〜、噛んでたね。
荒木 けっこうちゃんと言わなきゃいけないところでガッツリ、2回くらい噛んだね。カウント内で台詞言わなきゃいけないのに…
相葉 でも、最後まで怪我なく出来て。
荒木 そうだね!それはすごく良かったよね。
   
――初日は緊張しましたか?
相葉 初日の前日はすごく不安で、友達に電話しまくってました。前日に"場当たり"っていうのがあるんですけど、それが全然出来なかった。(※)立ち位置も分からないし、動線も覚えられないしで、もう不安で…で、友達に励ましてもらって。舞台では、心臓がずーっと鳴ってました(笑)でも、なんとかやり遂げた!(※ 立ち位置…ステージ上で役者が立つ場所。これを決めて照明等をセッティングします。 動線…同じく、ステージ上で人物がどう動くかということ)
足立 ミュージカルってどんなものなのか、実際にお客さんが入ったらどんななのかって知らなかったから、初日は「面白いね、すごいね!」って城田さんにずっと言ってた(笑)
荒木 俺は初日がいちばん緊張しなかった(笑)今までずっとやってきた事を見せるわけだから。で、回数重ねるごとに緊張してって…同じ事を何回もやるって事も初めてだったし、難しかった。プレッシャーがどんどん出てきて、怖かったですね。大阪楽日は、吐きそうになるくらい緊張しました(笑)で、大阪公演が終わって、数日間の稽古でまた作り上げたんで、東京初日ではまた冷静になれたんですけど、また回数重ねるごとに…(笑)その繰り返しでした。
   
――大阪はどうでしたか?
荒木 遊べなかったよね。
相葉 俺は遊んでない。
荒木 俺、関西出身で大阪に3年くらいいたんですけど、その頃よく行ってた食堂にズッキー(大石役・鈴木くん)と一緒に行って、晩飯食いましたね。それだけです!(笑)
相葉 俺は、ホテルの部屋で、普通に…
荒木 ボケ〜っとしてたよね。テレビ見て…
相葉 そうそうそう、コンビニのデザートとか食って。明日も本番だな〜って…(笑)
   
――客席の反応は違ったりしましたか?
荒木 笑いのポイントとかは違いましたね。
足立 なんか、あんまり覚えてない…
相葉 いっぱいいいっぱいだったんじゃん?
足立 舞台上でも、台本のこととか、「次の台詞なんだったかなー」とか考えると逆に噛んじゃう。何も考えないで、気にしないでいる方が自然に出てきて…
荒木 台本が頭に浮かんじゃうと噛むかも
足立 回数重ねて、ちょっとずつ遊べるようにはなってきたけど、最初は不二ともベンチでどう絡んでいいか分からなかった。でも、だんだんタカさんも入ってきたり…(笑)
荒木 少しずつ、アドリブが出てきても役として反応できるようになっていったね。キャラクターとしてツッコミができたり(笑)余裕が出てきたんだろうな。
   
――何か、思い出に残ったエピソードなどは…
荒木 開演前にスタンバってたら、メガネかけてないことに気づいて…着替えのユニフォームとかももう全部スタンバイしてて、なぜかメガネだけ掛けてなかったんですよ。あれ、すっごい焦った。
足立 僕は、2幕で出る時に一度ほっぺのバンソウコなかった時がある。全員並んで構えるところがあるんですけど、そこでいちばん前の列のお客さんと目があっちゃって。お客さんが自分のほっぺ指差して、何か言いたげなんですよ。で、なんだろ〜?って思って、ハケてきてほっぺ触ったら、バンソウコがなかった!
相葉 すごいねそれ!(笑)
足立 休憩の時に取れちゃったみたいなんですよね。焦った!
相葉 不二とタカさんのダブルスのシーンで、試合に負けちゃって、タカさんが「バーニング!」ってなって、僕がタカさんのラケット取るんですけど、千秋楽の日に、ラケットなかなか取らずに、ちょっと黙って見てたんですよ。だからずーっと「バーニング」で(笑)
荒木 タカさんも「あれ!?遅いな」ってちょっと気づき始めてた(笑)あのシーンって、タカさんがちょっと引っ張るようになって来てたんだよね。
足立 だからみんなでちょっと仕返ししてやろうぜって
荒木 笑いこらえるの大変だったよね(笑)
足立 菊丸はああいう時、笑ったりできるキャラだから!でもあそこは遠藤さんがおかしくって。遠藤さんって、笑いこらえる時、絶対後ろ向いてラケット振りはじめるんだもん!(笑)
荒木 でも、すごいなって思ったのも、やっぱりゆーやん。一度マイクが飛んじゃったことがあって、2階席まで聞こえるように声張って、続けてた。対応が早いスタッフさんもすごいなって思った。
相葉 途中でマイク付け替えたんだよね。
荒木 袖にいるスタッフさんに気づくゆーやんもすごいなって思ったし、あの切り替えの速さはもう…。あと、千秋楽はやっぱり感動したよね。
(と、ここで先ほどクローズアップの収録を終えた鈴木くんが乱入)
鈴木 千秋楽で、『グッドコンビネーション』が終わった時に、感極まったアダーチンが俺に抱きついてきたよね!
相葉 そうなの?へぇ〜!何勝手な事してんの足立くん!(笑)
足立 ホントに嬉しかったんだもん。まあその〜…自然と…(一同笑)
相葉 シャイなんだ?
荒木 照れ隠し?(笑)まあ、僕にとって今回の思い出って、やっぱり「楽しかった!」っていうことがいちばん強いですね。
相葉 そうだね、俺もそう。全体的にも、「良かった」っていうメッセージをもらうことがだんだん増えてきたんで、嬉しかったですね。
   
――さて、いよいよライブですが…
足立 すごい大きいところなんですよね。学校何個分ですかね?
相葉 学校!?(笑)
荒木 今回は芝居じゃなくて、歌とダンスがメインで、あんまり決められた台本がないぶん、みんなキャラクターをまたしっかりと作り直さないといけないと思うから、それも課題ですよね。
相葉 お客さんと一緒に盛り上がりたいね!
荒木 俺、年だから稽古中も全然動けないんですよ
相葉 そんなことないじゃない!
荒木 いっぱいいっぱいだよ。
相葉 それなに?俺らにもっとがんばれって意味でしょ?(笑)
荒木 そうだね〜、アダーチンが空中で回ってるところ見たいよ!
相葉 バク転してるとこ、見たい見たい!
足立 ホントは空中で回って、着地失敗して骨折るところが見たいんでしょ!特に彼!(相葉くんを指して)
相葉 いや!俺感動して泣くよ!
足立 いや、絶対爆笑するって!1回目は絶対爆笑するタイプ!
相葉 はじめ爆笑しといて、「…アレ?ホントにヤバいの?」みたいな?(一同笑)
荒木 ぜったい言うわ〜!(笑)
足立 それからめちゃめちゃやさしくなるんでしょ、「ゴメンゴメン悪かった〜」って言って(笑)想像できるから!
相葉 そうだね、確かにそういうタイプかも!(笑)でも頑張ってるよね、アダーチン。俺に「アクロバティック教えて!」って言ってきたり…
足立 頑張ります!
   
――今回は、4校総出演なんですが…
荒木 すごいですよね!不動峰とは一緒になるの初めてだから、すごく楽しみですね。
相葉 不動峰、おもしろいよね。カッコいい!ダンス上手い!歌も上手いし!
荒木 いやいやいや楽しいですよ〜!すごい、刺激になるよね。今回出れない人も何人かいるけど、これだけそろうとやっぱ嬉しいなって思うし、すごく楽しみ!衣裳着替えたりもしたいな〜。
相葉 俺、学ラン着たい!あと、客席まで走りたいね。ぐるぐる回りたい!
荒木 そうだね、なるべく近いところまで、2階席まで近づきたいね!
   
――それでは最後に、HPを見ている方にひとこと!
足立 今回は1回だけなので、出せるものを出し切りたいと思います。青学(せいがく)一同、頑張ります!
荒木 とても大きいところだけど、会場がひとつの空間になるような親近感のあるライブにしたいので、楽しみに待ってて欲しいなって思います。
相葉 とにかく僕らはお客さんたちと一緒に盛り上がりたいと思っているので、ぜひ一緒に盛り上がってください!みんなで盛り上がって、夢のような一日にしましょう!
 © 許斐剛/集英社・NAS・テニスの王子様プロジェクト © 許斐剛/集英社・マーベラス音楽出版・ネルケプランニング
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